産業動物臨床獣医師
農村地域等で自ら診療施設を開設するか農業共済組合または農業協同組合等に勤務して周辺の畜産農家に往診し、牛や豚・鶏などの産業動物を対象とする診療行為のほか、ワクチン接種及び消毒など伝染病予防の衛生指導といった予防衛生業務を行なう獣医師。最近では動物福祉や食品のトレーサビリティに関する指導を行う例もあり、企業形態の畜産農場に雇用されて勤務している者もこの範疇に入る。
農村地域で自ら診療施設を開設した産業動物臨床の獣医師が、往診先の農家で飼われているペットの診療を行なうことは法的に何ら問題ないため、近隣に小動物臨床獣医師がいないような地域ではそのようなケースも意外と多い。
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その他の臨床獣医師
競馬場や競走馬の育成牧場、日本中央競馬会(JRA)など馬の関連施設に勤務する馬専門の臨床獣医師。
動物園や水族館に勤務し、そこの展示動物を対象とする臨床獣医師。
もともと関係施設の数や従事者の需要そのものが少ないうえに、他の分野に比べると人気が高いこと等から、この分野へ就職することは非常に困難とされている。そのため獣医師免許を取得していても、敢えて厩務員や飼育員としての勤務を志す者が少なくない。